2017年1月26日木曜日

トータルで7年前の話

2年前、生の笑いを勉強してこいと言われて、
数ヶ月の間だけお笑いライブの舞台に一人で出演していた時期がありました。
素人がライブに参加するにはネットで応募し、
ネタ見せして、合格するとノルマとしてのお金を取られ、
ようやく本番が迎えられるんですが、
結果は悲惨たるもので金銭的にも精神的にもどんどん追い込まれていました。
ある日、鶯谷にあるビルの宴会場で芸人主催のイベントがあり行ったのですが、
いくら待っても、お客さんが入ってこない。
呼び込みしようとしたら、警備員に止められる。(そこがおかしい)
仕方がないので出演者が客となって
ネタを披露しようということになりました。(そこもおかしい)
そのとき初めてわかったのですが、応募で来たのは自分だけで、
それ以外は主催した芸人の仲間で構成されており、
さらに、その主催した人は、このライブがラストの出演で、
以降は引退し地方の作家になるという事実が明らかになりました。
こうしてイベントがはじまったのですが、
始まったと同時に、主催者が泣き出したのです。
すると、ほかの仲間たちも泣き出し、
ネタ中の芸人も泣きながらコントをする始末。
自分はこっそり抜け出し、松屋でめし食って帰りました。
他にも色々エピソードはあるんですが、
一つ言えるのは、芸人という職業はとても厳しい世界だということです。

12.9.11

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